XMでのトレードにおいて最も大切な要素の一つは「取引時間」です。
なぜなら、取引時間によって市場の動きや流動性が大きく変わるからです。
ただ、XMでの取引を始める際に夏時間と冬時間の違いや各国市場の取引時間を正確に理解するのは難しいですよね。
また、最も動きが活発で利益を最大化できる時間帯や避けるべき時間帯も知っておきたいポイントです。
この記事では、XMの取引時間の基本ルールからおすすめの取引時間、注意すべきポイントまでを網羅的に解説します。
FXトレーダーとして成功するための重要な情報を、この記事でしっかりと掴み取りましょう。
XMの取引時間に関する基本ルール
まずは、XMの取引時間に関する下記の3つのルールについて見ていきましょう。
XMで取引が可能な時間
XMの取引プラットフォームでは、年間を通じて夏時間と冬時間の2つのタイムゾーンに基づいて取引が行われます。
XMで取引が可能な時間は以下の通りです。
時間区分 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
期間 | 3月の最終日曜日~10月の最終日曜日まで | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日まで |
取引時間 | 月曜日06:05~土曜日05:50(日本時間) | 月曜日07:05~土曜日06:50(日本時間) |
夏時間中は、冬時間に比べて取引時間や経済指標の発表が1時間早くなります。
これは、国際的な取引の流れや経済指標の発表時間に合わせて調整されています。したがって、取引を行う際はこれらの時間帯を意識して最適な取引戦略を立てることが重要です。
日本時間にするには表示時間に7時間(夏時間の場合6時間)プラスする
XMの取引プラットフォーム、MT4/MT5では、XMの本社が置かれているキプロスの標準時間が基本として表示されます。
これは、トレーダーが国際的な取引を行う際に統一された時間基準を持つことで取引の混乱を避けるためのものです。
しかし、日本のトレーダーにとってはこの時間を日本時間に変換する必要があります。
まず、基本的な時間の概念として「GMT」を理解することが重要です。
キプロスの標準時間は、GMT+2とされていますが、夏時間の期間中はGMT+3となります。
一方、日本の標準時間はGMT+9です。
この差を計算すると、キプロスと日本の時差は以下の通りとなります。
夏時間(GMT+3) | 冬時間(GMT+2) |
---|---|
日本との時差:6時間(MT4/MT5表示時間に+6時間) | 日本との時差:7時間(MT4/MT5表示時間に+7時間) |
クリスマス・年末年始は休場する
XMでは、クリスマスや年末年始は世界中で祝日として認識されているため、FX市場でも休場となります。
また、各国の大きな祝祭日によっても一部の銘柄の取引時間が変更される、または休場となる場合があります。
具体的に、2022年のクリスマス・年末年始の取引時間変更・休場内容は以下の通りです。
日付 | 取引時間 |
---|---|
2022年12月24日(土)~ 25日(日) | 休場(土日) |
12月26日(月) | 休場 |
12月27日(火)~ 30日(金) | 通常の取引時間 |
2022年12月31日(土)~ 2023年1月1日(日) | 休場(土日) |
1月2日(月) | 16:00閉場へ変更 |
1月3日(火) | 通常の取引時間 |
時期が近づくと、XMからこれらの取引時間の変更や休場に関する情報が「重要なお知らせ」というタイトルのメールで通知されます。
カスタマーサポートも12/24(土)~12/25(日)、12/31(土)~1/2(月)が休業します。クリスマスや年末年始の前になったら、XMからのメールを確認しておきましょう。
XMの取引時間一覧表(日本時間)
次に、下記のXMの銘柄ごとの取引時間(日本時間)について確認していきましょう。
XMでは、基本的に月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、メンテナンス時間を除いて24時間取引が可能です。
しかし、取引対象となる商品や通貨ペアによっては、取引時間が異なる場合があります。
特に、貴金属、コモディティ(商品)、株価指数、エネルギーなどのCFD商品は、銘柄ごとに取引開始時間や終了時間が設定されていることが多いです。
CFD銘柄を取引する際には、各銘柄の取引時間を事前に確認し、計画的な取引を心がけることが重要です。
FX通貨ペアの取引時間
XMでのFX通貨ペアの取引時間は下記の通りです。
商品(銘柄) | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
全通貨ペア(RUB関連を除く) | 月曜日6:05~土曜日5:50 | 月曜日7:05~土曜日6:50 |
RUB関連の通貨ペア(USDRUB / EURRUB) | 16:05~23:55 | 17:05~翌 0:55 |
特に注意すべきは、RUB(ロシアルーブル)を含む通貨ペアです。
RUB関連の通貨ペアはその他の通貨ペアとは異なる取引時間となっており、短い取引時間の中での取引が求められます。
これは、ロシアの金融市場の営業時間や、その他の経済的な要因によるものです。
貴金属CFDの取引時間
XMの貴金属CFDの取引時間は下記の通りです。
商品(銘柄) | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
GOLD | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:50閉場) |
SILVER | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:50閉場) |
XAUEUR | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:50閉場) |
PLAT | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
PALL | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
貴金属CFDの取引時間において、金曜日の閉場時間が通常よりも5分ほど早く設定されている点には注意が必要です。
コモディティ(商品)CFDの取引時間
XMのコモディティ(商品)CFDの取引時間は下記の通りです。
商品(銘柄) | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
COCOA | 17:50~翌 2:25 | 18:50~翌 3:25 |
COFFE | 17:20~翌 2:25 | 18:20~翌 3:25 |
CORN | 9:05~21:4022:35~翌 3:10 | 10:05~22:4023:35~翌 4:10 |
COTTO | 10:05~翌 3:15 | 11:05~翌 4:15 |
HGCOP | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
SBEAN | 9:05~21:4022:35~翌 3:10 | 10:05~22:4023:35~翌 4:10 |
SUGAR | 16:35~翌 1:55 | 17:35~翌 2:55 |
WHEAT | 9:05~21:4022:35~ 翌 3:10 | 10:05~22:4023:35~ 翌 4:10 |
基本的にはどの銘柄も毎日開場時間と閉場時間は同じですが、HGCOP(HGカッパー銅)のみ金曜日の閉場時間が通常よりも早く設定されている点には注意が必要です。
株価指数CFDの取引時間
XMの株価指数CFDの取引時間は下記の通りです。
商品(銘柄) | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
AUS200 | 8:55~15:2516:15~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:45閉場) | 9:55~16:2517:15~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:45閉場) |
CA60 | 22:35~翌 5:10 | 23:35~翌 6:10 |
ChinaH | 10:20~12:5514:05~17:2518:20~翌 3:55 | 11:20~13:5515:05~18:2519:20~翌 4:55 |
EU50 | 9:05~翌 4:55(金曜日のみ翌 4:55閉場) | 10:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:55閉場) |
FRA40 | 15:05~翌 4:55 | 16:05~翌 5:55 |
GER40 | 7:10~8:559:20~翌 5:55 | 8:10~9:5510:20~翌 6:55 |
HK50 | 10:20~12:5514:05~17:2518:20~翌 1:55 | 10:20~12:5514:05~17:2518:20~翌 1:55 |
IT40 | 16:05~翌 0:35 | 17:05~翌 1:35 |
JP225 | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:50閉場) |
NETH25 | 15:05~翌 4:55 | 16:05~翌 5:55 |
SA40 | 15:35~翌 0:25 | 16:35~翌 1:25 |
SPAIN35 | 16:05~翌 2:55 | 17:05~翌 3:55 |
SWI20 | 15:05~翌 4:55 | 16:05~翌 5:55 |
UK100 | 7:05~翌 5:15 | 8:05~翌 6:15 |
US100 | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:50閉場) |
US2000 | 7:05~翌 5:55 | 8:05~翌 6:55 |
US30 | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:55閉場) |
US500 | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:50閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:50閉場) |
USDX | 9:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 10:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
VIX | 7:05~翌 5:45 | 8:05~翌 6:45 |
株価指数CFDには現物・先物が存在しますが、いずれも同じ取引時間となっている。株価指数CFDの一部銘柄では金曜日の閉場時間が通常よりも早く設定されている。
エネルギーCFDの取引時間
XMのエネルギーCFDの取引時間は下記の通りです。
商品(銘柄) | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
BRENT | 9:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 10:05~翌 7:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
GSOIL | 9:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 10:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
NGAS | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
OIL | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
OILMn | 7:05~翌 5:55(金曜日のみ翌 5:10閉場) | 8:05~翌 6:55(金曜日のみ翌 6:10閉場) |
XMで取引可能なエネルギーCFDには、現物と先物の2つのタイプが存在します。
しかし、現物と先物の2つのタイプに関わらず、取引時間は共通となっています。
また、エネルギーCFDの金曜日の閉場時間は他の通常の取引日と比べて早く設定されている点にも注意が必要です。
仮想通貨CFDの取引時間
XMの仮想通貨CFDの取引時間は下記の通りです。
商品(銘柄) | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
全31銘柄 | 週7日24時間取引可能(土曜日のみ16:05~16:35閉場) | 週7日24時間取引可能(土曜日のみ17:05~17:35閉場) |
XMの仮想通貨CFDは多くの他の取引商品とは異なり、土曜日や日曜日を含めて週7日、原則として24時間取引が可能です。
ただし、土曜日の午後にはメンテナンスのため30分間の閉場時間が設けられています。
この短い閉場時間を除けば、FXや他のCFD商品が取引できない週末でも、仮想通貨CFDを通じてアクティブな取引を続けることができます。
XMにおける各国市場の取引時間
外国為替市場(FX市場)は株式市場とは異なり、特定の中央取引所が存在しないのが特徴です。
代わりに、世界の主要都市が特定の時間帯に中心となって取引を行っており、これらの都市や地域に基づいて「○○市場」という呼称で市場を区分しています。
加えて、FXで注目されている市場が開場している時間帯に合わせて、下記のように「○○時間」という区分で時間帯が分けられています。
各国の市場には、特定の通貨ペアが活発に取引される時間帯や、その市場に特有の動きが見られることがあります。
時間帯ごとの特徴を抑えることがFXでの成功の鍵となります!
次に、各時間帯ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。
オセアニア時間(5時〜)
オセアニア時間は、午前5時頃からニュージーランドのウェリントン市場やオーストラリアのシドニー市場などがオープンし、取引が始まります。
オセアニア時間は、外国為替市場における一日の取引をスタートさせる重要な時間帯です。
この時間帯は、全ての取引時間の中で市場参加者が最も少ないのが特徴です。
市場参加者が少ないがゆえに、下記の2点について注意しておく必要があります。
- 取引量の少なさからスプレッドが広がりやすい
- 急激な相場変動が起こりやすい
特に、オセアニア時間は為替市場の開始時間としての役割を果たしているため、週末に大きな経済ニュースや政治的な出来事が発生した場合、その影響が週明けの月曜日の始値に大きく反映されることがあります。
週末終値と週明けの始値との間に大きなギャップが生じる可能性があるため、トレーダーはこの時間帯の取引に際して十分な注意を払う必要があるでしょう。
東京時間(8時〜)
東京時間は午前8時頃から始まる外国為替市場の重要な時間帯で、東京市場をはじめ、香港やシンガポール市場などが順次オープンしていきます。
この結果、アジア圏の経済動向やニュースに関連する通貨ペア、特に中国やオセアニアに関連するものが活発に動きやすくなります。
特筆すべきは、東京時間の9時55分頃に「仲値」と呼ばれる基準レートが各金融機関によって決定されることです。
仲値の発表前後は、市場の値動きが活発になる傾向があり、このタイミングを狙った短期トレードが多くのトレーダーに人気です。
また、「五十日(ゴトウビ)」と称される5や0の付く日は、多くの日本企業が決済日として利用しています。
このため、五十日(ゴトウビ)は海外への支払いが集中し、特にドル円の取引が活発化することが一般的です。
仲値の発表が終わった10時以降は、市場の動きが落ち着きを見せることが多いです。この穏やかな時間帯は、欧州市場が開始するまで続くことが一般的で、トレーダーはこの間、次の動きに備える時間として利用することができます。
欧州(ロンドン)時間(15時〜)
欧州(ロンドン)時間は、午後15時頃から始まる外国為替市場の重要な時間帯です。
この時間には欧州各地の市場が次々とオープンし、特に17時頃には世界最大の取引量を持つロンドン市場がオープンします。
欧州(ロンドン)時間は東京時間と比較して市場参加者が大幅に増加し、それに伴い値動きも非常に活発になります。
この活発な動きは、ユーロやポンドなどの欧州関連の通貨ペアにおいて顕著です。
19時頃には市場の動きが比較的落ち着く傾向がありますが、その後の22時以降はニューヨーク時間との重複する時間帯となります。
22時以降の2つの大きな市場が重なる時間帯は、1日の中で最も値動きが活発になる期間として知られており、この時間での取引を好むトレーダーも多く存在します。
ニューヨーク時間(22時〜)
ニューヨーク時間は午後22時頃に始まります。
世界の金融の中心であるニューヨーク市場がオープンし、米ドルという他の通貨にも大きな影響を持つ通貨が活発に取引される点が特徴です。
ロンドン市場がクローズするまでの間に市場参加者の数はピークを迎え、1日の中で最も値動きが激しい時間となります。
ニューヨーク時間のもう1つの特徴は、米国の主要な経済指標の発表が集中しているということです。
特に「米国雇用統計」の発表時には、市場全体が大きな値動きを見せることが一般的です。
また、翌1時(夏時間中は24時)頃には「ロンドンフィックス」と呼ばれる東京時間の仲値に相当する時間帯が訪れます。
欧州時間がクローズした翌2時頃からは、市場の動きが比較的落ち着く傾向にあります。
しかし、FOMCの発表や要人の発言などの重要なイベントが夜中に予定されている場合、予想外の大きな値動きが発生することも少なくないため注意が必要です。
XMでおすすめの取引時間と避けたほうがよい取引時間
XMでおすすめの取引時間と避けたほうがよい取引時間は下記の通りです。
おすすめの取引時間 | 避けたほうがよい取引時間 |
---|---|
9時~14時は値動きが安定していて初心者におすすめ ・22時~24時は短時間で効率的に稼ぎたい人におすすめ | ・6時~7時取引の参加者が少ないため避けたほうがよい ・クリスマスや年末年始の前後も避けたほうがよい ・市場に大きな影響を与える経済イベントの前後も避けるべき時間帯 | ・
それぞれについて詳しく解説していきます。
9時~14時は値動きが安定していて初心者におすすめ
東京時間の9時〜14時は、FX取引を始めたばかりの初心者に特におすすめの時間帯です。
この時間帯はロンドンやニューヨークの取引時間とは異なり、相場の値動きが比較的安定しています。
相場の値動きが安定していると。大きな市場の動きや急激なトレンドの変動によって大きな損失を被るリスクが低くなります。
この落ち着いた相場環境は、大きなリスクを取らずにじっくりと利益を積み上げたいトレーダーに最適です。
特に初心者の方は、この時間帯に取引を行うことで、市場の動きを学びながら安全に取引経験を積むことができるでしょう。
22時~24時は短時間で効率的に稼ぎたい人におすすめ
短時間の取引で効率的に利益を追求したい方に、22時〜24時の取引が特におすすめです。
22時〜24時はニューヨーク市場とロンドン市場が重なる時間帯となります。
このため、24時間の中で最も取引の活発さが増し、相場が盛り上がる時間帯となります。
忙しい日常で長時間の取引が難しい方でもこの時間帯を上手く攻略することで、短時間のうちにしっかりとした利益を得るチャンスが増えます。
6時~7時取引の参加者が少ないため避けたほうがよい
日本時間の早朝の6時前後の時間帯は、取引市場における参加者が著しく少なくなります。
このため、市場の「流動性」が低下することが一般的です。
流動性が低い場合、取引が成立しづらくなるだけでなく、希望する価格と大きく異なるレートでの取引が成立するリスクも増加します。
さらに、流動性の低い状況であるにもかかわらず短期間で大量の資金が市場に流入すると、相場が急激に変動する可能性が高まります。
流動性の低い状況下では、取引コストとしての「スプレッド」(売値と買値の差)が広がることも考えられ、トレーダーにとって不利な条件となり得ます。
このようなリスクを背負いたくない場合、特に明確な取引の目的や戦略がない限り、6時〜7時の時間帯は取引を控えるのが賢明です。
クリスマスや年末年始の前後も避けたほうがよい
クリスマスや年末年始の前後は企業が休みになっていることが多く、流動性が低下するので、急激な価格変動が起きやすく、スプレッドも広がる傾向がある。また、欧米や中国などの企業が決算を迎えることで、通常とは異なる値動きを示すことも少なくない。価格の予測がしにくいため、特に初心者は取引を避けたほうがよい。
市場に大きな影響を与える経済イベントの前後も避けるべき時間帯
FX取引において、特定の経済イベントの前後は市場の動きが非常に不安定となることが一般的です。
政策金利の発表や米国の雇用統計、消費者物価指数(CPI)、国内総生産(GDP)などの重要な経済指標の発表時、または政府高官や中央銀行総裁などの要人の発言時は、市場の反応が大きくなることが多いです。
特にリスク管理がまだ不十分な初心者のトレーダーは、これらのイベントの前後の取引を控えるほうがいいでしょう。
経済イベントの前には多くのトレーダーが様子を見るために取引を控えることが一般的で、発表後には取引が急激に活発化することがしばしば見られます。
このような時期は想定以上に価格が大きく動いたり、急に市場のトレンドが転換するリスクが高まります。
特に、以下のアメリカの経済指標は世界中の市場に大きな影響を与えるため、注意が必要です。
経済指標 | 開催時期 |
---|---|
米国雇用統計 | 毎月第1金曜日21:30(冬時間22:30) |
FOMC | 年8回 |
ISM製造業景況指数 | 毎月第1営業日 |
消費者物価指数(CPI) | 毎月15日前後 |
XMの取引時間に関する注意点
最後に、XMの取引時間に関する注意点について解説していきます。
XMの取引時間に関する注意点は下記の通りです。
知らずに取引をすると大きな損失が生じることもあるので、必ずチェックしておきましょう。
XMでの夏時間・冬時間の切り替えは各国取引市場のものと異なる
XMでMT4やMT5のプラットフォームを利用するトレーダーは、夏時間と冬時間の切り替えに注意が必要です。
「XMで取引が可能な時間」で記載した時間は、XMのMT4/MT5上で適用される夏時間・冬時間の切り替え時期を指しています。
しかし、XMで採用されている切り替え時期は、実際の各国の取引市場で適用される夏時間・冬時間の時期とは異なる場合があります。
このため、XMでの取引時間と実際の市場の取引時間との間にズレが生じることが考えられます。
実際に取引するときには、XMの取引時間と各国の取引市場で採用されている取引時間の両方をチェックしましょう。
GW中は日本後サポートが使えなくなる
GW(ゴールデンウィーク)は日本独自の祝日であり、平日であれば通常通りの取引が可能です。
しかし、XMの日本語サポートに関しては注意が必要です。
GW中は、日本の祝日に合わせてXMの日本語サポートが休業となることがあります。
また、サポートが営業している日でもメール対応のみとなることもあります。
2023年のGW中のXM日本語サポートは、下記の営業時間となっていました。
日付 | 日本語サポート営業時間 |
---|---|
4/29(土)昭和の日 | メール対応のみ、日本語ライブチャット休業 |
4/30(日) | 日本語サポート休業 |
5/1(月) | 通常営業 |
5/2(火) | 通常営業 |
5/3(水)憲法記念日 | メール対応のみ、日本語ライブチャット休業 |
5/4(木)みどりの日 | メール対応のみ、日本語ライブチャット休業 |
5/5(金)こどもの日 | メール対応のみ、日本語ライブチャット休業 |
5/6(土) | 日本語サポート休業 |
5/7(日) | 日本語サポート休業 |
GW中にXMでの取引を行う際は公式サイトやXMからのお知らせメールにてサポート営業時間を確認し、必要なサポートを受けるタイミングを計画的に選ぶようにしましょう。
取引時間外は指値・逆指値や強制ロスカットなども執行されない
XMの取引時間外では、通常の注文や決済だけでなく指値・逆指値、さらには強制ロスカットなどのオーダーも執行されません。
取引時間が再開される際に「窓開け」と呼ばれる価格のギャップが発生すると、トレーダーが設定した損切りラインを大きく下回る価格での決済が行われる可能性があります。
このような状況が発生すると、トレーダーが予め想定していた損失額を大きく超える予期せぬ損失が発生するリスクがあります。
XMではゼロカットシステムにより入金額以上の損失は生じませんが、資金が大幅に減ってしまうことには変わりありません。
しっかりとリスク管理をして、取引時間外のポジション保有やオーダー設定に関して慎重な判断を行うように心がけましょう。
開場前・閉場後にチャートは動くが取引は不可
XMの取引プラットフォームでは、取引時間外でも特定の時間帯にチャートが動くことがあります。
しかし、この時間帯においては注文や決済といった取引に関する操作を実行することはできません。
具体的な「チャートは動いているが取引できない時間帯」は以下の通りです。
- 月曜日:7時00分~7時05分(夏時間では6時00分~6時05分)の5分間
- 土曜日:6時50分~7時00分(夏時間では5時50分~6時00分)の10分間
これらの時間帯にチャートの動きを参考にすることはできますが、実際の取引行為は制限されているため注意が必要です。
XMの取引時間に関するよくある質問
XMの取引時間を理解して自分に最適な時間帯を見つけよう!
本記事では、FXトレードで大切な「XMの取引時間」について詳しく解説しました。
- XMの取引時間は夏時間と冬時間で1時間の違いがあり、日本時間との差も考慮する必要がある
- クリスマスや年末年始といった特定の時期には市場が休業するため、取引はできない
- FX初心者には、9時~14時の安定した時間帯がおすすめだが、大きな経済イベントの前後は注意が必要
- XMの夏時間・冬時間の切り替えは他の取引市場と異なる場合がある
- 取引時間外は指値・逆指値や強制ロスカットなども執行されない
XMでは銘柄ごとに取引時間が異なるため、自分が取引する銘柄の情報をチェックしておくことが重要です。
また、FX市場では各国市場の取引時間の違いにより、時間帯ごとに異なる特徴を持ちます。
様々な要素を考慮して、自分がXMで取引するのに最適な時間帯を見つけましょう!